CUSTOMER’S VOICEお取扱店様の声
東京目黒区、駒沢大学駅至近の
エスプレッソ専門バール
「エノテカバール プリモディーネ」様
■イタリアの「バール」を日本で再現。
エノテカバール プリモディーネのお店のコンセプトを教えてください。
「イタリアの『バール』のように、エスプレッソを通して、コミュニケーションの場を提供したい。」それがエノテカバール プリモディーネのコンセプトです。
『バール』とは?
バールは、バリスタがエスプレッソやカプチーノなどを作って提供している、イタリアの喫茶店といったところでしょうか。バールはイタリアに欠かせない 存在で、そこにはイタリア独自のカフェ文化があります。バールの特徴といえば、カウンターで立ってササっと飲む “バンコ(立ち飲み)”スタイル。ただ、そこは単にコーヒーを飲む場というわけではなく、お客様とバリスタで、時にはお客様同士でコミュニケーションが生まれる場でもあるんです。
朝はカプチーノで、昼はエスプレッソ、夜はお酒・・・など、朝昼晩いつ行っても楽しめるのも、バールの特徴ですね。
オーナーの芹澤さんがバールを知ったきっかけは?
イタリアへの旅行がきっかけで、バールを知りました。
本場のエスプレッソの美味しさはもちろんですが、イタリアのバールの雰囲気というか、楽しみ方が良かった。「そんなバールを日本でも。そして最高のエスプレッソを。」そんな想いから、今はエノテカバール プリモディーネを運営しています。
■ 苦味とコクのあるしっかりとした味わい。そしてお手頃であること。
エスプレッソ・コーヒーへのこだわりを教えてください。
苦味の強い、コクのあるしっかりとした味であることでしょうか。ボルボーネは、まさにそんな、ナポリコーヒーの特徴そのものです。
※「ナポリコーヒー」・・・苦味が強く、酸味が弱めなのが特徴。
現在のコーヒー業界のトレンドとしては、酸味強めのものが主流ですが、ボルボーネは苦味・コクの強い、ロブスタという品種が入ったナポリで焙煎される豆がメイン。
同じイタリアでも北と南ではコーヒー豆のテイストは全く異なり、苦味がありコクの強い、パンチのあるしっかりした味は、南イタリア・ナポリコーヒー伝統の味です。
そして“お手頃な価格であること”もこだわりの一つです。
イタリアのエスプレッソは、1ユーロ(約125円)程度でサッと飲める。そんなお手頃さもあって、イタリア人は1日何回もエスプレッソを飲むんです。
それが日本だと、エスプレッソといえば・・・高くて、少なくて、苦くて、不味い・・・一般的にはそんなイメージが強いのではないでしょうか(笑)
そこで、エノテカバール プリモディーネでは、日常的に楽しんでいただけるような価格設定と、お客様一人ひとりにあった美味しいエスプレッソ作りを心がけるようにしています。
■あるお客様に「イタリアで飲んで美味しかった豆がある。」とお持ちいただいたのが、ボルボーネでした。
ボルボーネに出会ったきっかけは?
お客様に「イタリアで飲んでおいしかった豆がある。」とボルボーネをお持ちいただいたのがきっかけです。 ひと口飲んだ時、「美味しい。」と思いました。 それまでの約6年間はナポリの別の豆を使用していましたが、そこからボルボーネの豆を使用することにしました。
ボルボーネの特徴は?
先ほどの話にあったように、やはり一番に “苦味の強い、コクのあるしっかりとした味”ですね。前に使用していたナポリで焙煎された別の豆より、さらにコクが強いです。苦味の効いたコクのあるエスプレッソ・コーヒーとしてそのまま提供しても良いですし、カプチーノなどミルクと割ったときに、ボルボーネのコクの強さが引き立ちバランス良く仕上がるというのも大きなポイントだと思います。さらに特徴的なのは、“クレマの分厚さ”です。(※「クレマ」・・・エスプレッソの表面に浮かぶ泡(膜)のこと。イタリア語で「クリーム」を指す。)こんなに分厚いクレマが出る豆は初めてだったので、面白いと思いましたね。
エスプレッソも、ボルボーネも、楽しみ方は人それぞれ。
「苦い」という印象だけを持たれがちなエスプレッソですが、本場イタリア風に、少し多めの砂糖を入れてかき混ぜると、まるでチョコレートのようになるんですよ。甘いクッキーをエスプレッソにつけて食べる、というのも本場の楽しみ方ですね。
ボルボーネは苦味やコクの強さが特徴的ですが、それをストレートに楽しむお客様もいらっしゃれば、そこに砂糖をたっぷりと、あるいはデザート風にアレンジしたものを楽しむお客様もいらっしゃいます。
これはボルボーネだけでなく、エスプレッソ・コーヒーそのものに言えることですが、結局、楽しみ方は人それぞれなんです。
「最高のエスプレッソ」を追求して、辿り着いたナポリ伝統の味・ボルボーネ。
そこにさまざまなアレンジを加えて、お客様それぞれの好みを大切にしていきたいですね。